単式簿記

簿記とは企業体や団体でのみ必要となる技法、と考えている方も少なくありませんが、簿記の技術は一般家庭や個人でも充分役立てることができます。
また、簿記と聞くと少々難しいイメージがあり、とても自分ではできそうにない、と感じる方もおられるかもしれませんが、そうした方の中にも家計簿やお小遣い帳に記入している、或いはしていたという方は多いのではないでしょうか。

簿記には複式簿記と単式簿記という手法があり、企業で用いられるのは複式簿記となります。
一方、一般家庭や個人が用いるのは多くのケースで単式簿記となります。
単式簿記は、簡単に説明すれば収入と支出にのみ焦点を当てた記録方法となります。
一般家庭や個人で用いられることが多く、家計簿やお小遣い帳への記録がこれに該当します。
大雑把に現在所有する資産を把握することは可能となりますが、細かい分析などはできず、そのため企業の経理などでこの方法が用いられることはまずありません。
企業の経理、財務で用いられるのは複式簿記となり、この手法を用いることによって資金の収支はもちろん、企業全体の財産や損益の状態を正確に把握することが可能となり、経営に役立てることができるのです。

単式簿記は簡易簿記とも呼ばれることがあります。
その名の通り、単式簿記は簡易的な簿記技能であり、財務状況を正確に把握するには向いていない方法となります。
ただし、直感的に財務状況を把握することができますから、個人や一般家庭には充分利用できる方法でもあります。