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長沼要「チェーン規制はおかしい!」

20070404

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長沼要

コラム < http://www.mobility21.jp/column/column_05.html > 「チェーン規制はおかしくないか?」というタイトルをもじらせて頂き、このタイトルにしたが、今回は北海道出身者として一言言わせて頂く。

まず、私は一回もチェーンを使った事がない。私の周りの友知人もそうだ。生まれてから4半世紀は北海道で生活し、18歳ですぐ免許をとり就職でこちら(関東)にでてくるまでは暇さえあればクルマで走り回っていたので25万kmくらいは走ったとおもうが、一度も使った事がない。当然11月末~3月中は冬タイアに履き替える。雪国では自分の家の前で自分のクルマのタイアを替えるのが当たり前。11月末の週末などは、至る所でタイア交換が始まっている。もっとも、見ているとジャッキの使い方や、ナットの締め方など、危なっかしい人が多いので、お店に頼んだら?と思うような人たちも多い。

さて、話を戻す。コラムにあるような高速道路でのチェーン規制というものは北海道では季節の変わり始め、つまり秋に「冬タイア装着」として規制が入る。規制がある手前のインターで、タイアをチェックされて夏タイアでは入れてくれない。もっともチェーンを装着すれば入れてくれるのだろうが、そんな人は皆無だ。そんな光景も一度か二度で、いつの間にか規制もなく、全車冬タイアになる。

話が、「規制そのもの」「チェーンか冬タイアか」という2点になったので、整理する。
「規制そのもの」については、個人的にはいらないだろう。自分が向かう場所の気候、道路状況を考えてタイアに気をつかうのはドライバーとして当たり前の事である。万一想定外の場合は、引き返すくらいの気持ちで望みたい。その際にチェーンを用意するのは素晴らしいが決して高速道路は使わない。

「チェーンか冬タイアか」という点については、チェーンという言葉自体に意味がなく混同を招くだけなので、もう使わないほうが良いのではないだろうか?雪道用タイアとか、冬タイアで良いだろう?”高速道路でチェーン”は逆の意味でチェーン規制(使ってはいけない)をすべきではないかとさえ思う。

ではいったいチェーンって何に使うのか?
発端は、冬タイアなどない時代に雪道を走るために作られたもの(だと思う)。事実、父の世代の人たちは遠い昔に使った事があったらしい。その当時は高速道路などなく、速度も低い。その後スパイクタイアになり、スタッドレスタイアになり、現在の冬タイア事情となっている。つまり、次の二つの用途に適しているのではないだろうか?いずれも低速かつ緊急用という事。

・滅多に雪道に行かない方が、一時的しかも低速走行に限り応急的に使用する。
・北国のミラーバーン走行時や急な坂道で走行不能な場合に使用する。(もちろんスタッドレスタイア+チェーン)

事実、スタッドレスタイアが普及し始めた90年代、一時チェーンが復権した時期があった。ミラーバーンでどうにもこうにもならなく、スパイクがついているゴムチェーンが流行った。また、今でも坂道などでトラックが一時的にチェーンを使用しているのを見かける。

そういえばもう夏タイアに替える時期で、少々話題が遅すぎました。

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長沼要氏 プロフィール

環境負荷低減と走りを両立するクルマが理想のクーペ好き。
武蔵工業大学での水素自動車開発プロジェクトやバイオマス発電プロジェクトにも関与する、モータージャーナリスト兼研究者。
北海道出身

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