岩貞るみこ「交通安全運転週間のテントってさ」



交通安全運転週間。
この言葉を聞いただけで、身が引き締まる思いがします。いつもより取締りが強化され、道のいたるところに、警察官の姿が。悪いことはなにもしていなくても、パトカーを見かけるだけで心臓が「きゅっ」と縮む、小心者の私です。事故が減ってくれれば、なによりなのですが、でも、いままでと違ったぎくしゃくとした運転になり、逆に事故が増えているのではないかと、つい思ってしまいます。ぎくしゃくするのは、私だけですか、どうですか、ドライバーのみなさん???
この交通安全運転週間で、気になるのが、『特設テント』の存在です。なかでは、いろいろと安全運転のための活動をなさっていると思いますが、問題はその位置。
写真は先日、中原街道沿いで見かけた光景です。おわかりのように駐車場のスペースをふたつも! つぶして、テントを設営しています。
ちょちょ、ちょっと待ってください。いまや駐車場問題は非常に深刻で、違法駐車が巻き起こす事故や渋滞が、どれだけ「悪」な存在なことか。とはいえ、とくに東京都内では、駐車場の用地確保は大変むずかしく、四苦八苦しているはず。
なのに、なのに? この貴重な駐車場をつぶして、いったいなにが交通安全運動なんでしょうかね?
私が怒りをぶつけているのは、それだけではありません。実は私、数ヶ月前、警察庁の某会議に出まして、その席で、警察庁の某交通関係えらい人に「こういったことは、なくしてほしい」と、お願いをしました。議事録にも残っているはずです。そのとき『えらい人』は「わかりました。徹底しておきます」と、返事をしてくれました。議事録にも残っているはずです! なのに、これは、いったい、どういうことなのでしょうかね、ひゅるる~。
なんか、ちょっと、がっかり。かなり、がっかり。庶民の声というのは、なかなか活かされないものだと、改めて痛感いたしました。でも! 私、めげずに意見発信は続けていきます。負けませんことよ!

岩貞るみこ氏 プロフィール
国交省スマートウェイ検討員他委員を兼任。
JAF理事。
イタリア在住経験があり生活者の視点で都市交通を分析。
著書
「思いっきり!イタリア遊学」(立風書房)
「もういちど宙(そら)へ~沖縄美ら海水族館、人工尾びれをつけたイルカ フジの物語」(講談社)






